富沢赤黄男 【とみざわ かきお】
明治35年7月14日〜昭和37年3月7日。方法的な実験を繰り返し、俳句における詩的可能性の限界を追求する句を作った。
代表句集
- 「天の狼」 昭和16年
- 「蛇の笛」 昭和27年
- 「黙示」 昭和36年
代表作品
蝶墜 ちて大音響の結氷期 (『天の狼』昭和16)
困憊の日輪をころがしてゐる傾斜 (『天の狼』昭和16)
椿散るああなまぬるき昼の火事 (『天の狼』昭和16)
爛々と虎の眼に降る落葉 (『天の狼』昭和16)
火口湖は日のぽつねんとみづすまし (『天の狼』昭和16)
切株は じいんじいんと ひびくなり (『蛇の笛』昭和27)
石の上に 秋の鬼ゐて火を焚けり (『蛇の笛』昭和27)
稲光り わたしは透きとほらねばならぬ (『蛇の笛』昭和27)
無名 の空間 跳び上る 白い棒 (『黙示』昭和36)
草二本だけ生えてゐる 時間 (『黙示』昭和36)
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