鈴木六林男 【すずき むりお】

大正8年9月28日〜平成16年12月12日。時代と自己の内面を見据え、戦争や国家への批評精神が旺盛な、骨太の句を作った。


代表句集
  • 「荒天」 昭和24年
  • 「谷間の旗」 昭和30年
  • 「第三突堤」 昭和32年
  • 「雨の時代」 平成4年

代表作品
蛇を知らぬ天才とゐて風の中 (『荒天』昭和24)

遺品あり岩波文庫「阿部一族」 (『荒天』昭和24)

墓標かなし青鉛筆をなめて書く (『荒天』昭和24)

かなしきかな性病院の煙突(けむりだし) (『荒天』昭和24)

暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり (『谷間の旗』昭和30)

五月の夜未来ある身の髪匂う (『谷間の旗』昭和30)

春の山やくざの墓に風あそぶ (『桜島』昭和50)

天上も寂しからんに燕子花(かきつばた) (『国境』昭和52)

(ぜん)病むと個の立ちつくす天の川 (『王国』昭和53)

何をしていた蛇が卵を呑み込むとき (『一九九九年九月』平成11)




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