飯田龍太 【いいだ りゅうた】
大正9年7月10日〜平成19年2月25日。郷里の自然や、そこに生きる人々の季節感あふれる情景を、鋭敏な感性と豊かな抒情で詠んだ句を作った。
代表句集
- 「百戸の谿」 昭和29年
- 「童眸」 昭和34年
- 「忘音」 昭和43年
- 「山の木」 昭和50年
代表作品
春の鳶 寄りわかれては高みつつ (『百戸の谿』昭和29)
紺絣春月重く出でしかな (『百戸の谿』昭和29)
大寒の一戸もかくれなき故郷 (『童眸』昭和34)
父母の亡き裏口開いて枯木山 (『忘音』昭和43)
どの子にも涼しく風の吹く日かな (『忘音』昭和43)
一月の川一月の谷の中 (『春の道』昭和46)
種蒔くひと居ても消えても秋の昼 (『春の道』昭和46)
白梅のあと紅梅の深空あり (『山の木』昭和50)
かたつむり甲斐も信濃も雨のなか (『山の木』昭和50)
露の夜は山が隣家のごとくあり (『遅速』平成3)
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