夏石番矢 【なついし ばんや】

昭和30年7月3日〜。従来の歳時記的な自然観の超克を目指し、様々な言語実験を試みつつ、国際的、宇宙的な広がりを持った句を作っている。


代表句集
  • 「猟常記」 昭和58年
  • 「真空律」 昭和61年
  • 「神々のフーガ」 平成2年
  • 「地球巡礼」 平成10年

代表作品
降る雪を仰げば昇天する如し (『猟常記』昭和58)

家ぬちを濡羽の燕暴れけり (『猟常記』昭和58)

未来より滝を吹き割る風来たる (『メトロポリティック』昭和60)

千年の留守に瀑布を掛けておく (『メトロポリティック』昭和60)

街への投網のような花火が返事です (『メトロポリティック』昭和60)

(テン)固体(コタイ)ナリ山頂(サンチヤウ)(アリ)全滅(ゼンメツ) (『真空律』昭和61)

無条件(ムデウケン)幸福(カウフク)(ミト)メヨ夏毛(ナツゲ)大地(ダイチ) (『真空律』昭和61)

日本海に稲妻の尾がいれられる (『神々のフーガ』平成2)

君を欠く高天原を火で洗う (『神々のフーガ』平成2)

神々のあくびが桜を枯らすのか (『神々のフーガ』平成2)



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