金子兜太 【かねこ とうた】
大正8年9月23日〜。尖鋭な理論に基づいた社会性俳句・前衛俳句の旗手として出発し、日常性や風土性の厚みに即興・諧謔を加えた句を作っている。
代表句集
- 「少年」 昭和30年
- 「金子兜太句集」 昭和36年
- 「蜿蜒」 昭和43年
- 「暗緑地誌」 昭和47年
代表作品
暗闇の下山くちびるをぶ厚くし (『少年』昭和30)
彎曲し火傷し爆心地のマラソン (『金子兜太句集』昭和36)
銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく (『金子兜太句集』昭和36)
果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 (『金子兜太句集』昭和36)
朝はじまる海へ突込む鴎の死 (『金子兜太句集』昭和36)
青年鹿を愛せり嵐の斜面にて (『金子兜太句集』昭和36)
人体冷えて東北白い花盛り (『蜿蜒』昭和43)
霧の村石を投 らば父母散らん (『蜿蜒』昭和43)
暗黒や関東平野に火事一つ (『暗緑地誌』昭和47)
梅咲いて庭中に青鮫が来ている (『遊牧集』昭和56)
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